1978-06-06 第84回国会 衆議院 決算委員会 第14号
いただいた資料「重要文化財建造物指定数一覧」、これは昭和五十三年四月一日現在のものですが、これによりますと、その「種類別棟数表」、神社建築とか寺院建築、あるいは洋風建築等がありまして、年代別に奈良、平安朝時代から明治、大正というふうにありますけれども、この中で大正年間のもので重要文化財に指定されているのは、洋風建築で一件だけなんです。
いただいた資料「重要文化財建造物指定数一覧」、これは昭和五十三年四月一日現在のものですが、これによりますと、その「種類別棟数表」、神社建築とか寺院建築、あるいは洋風建築等がありまして、年代別に奈良、平安朝時代から明治、大正というふうにありますけれども、この中で大正年間のもので重要文化財に指定されているのは、洋風建築で一件だけなんです。
それから出雲大利の復旧工事の件でありますが、出雲大社は、仰せの通り、わが國の神社建築上きわめて重要な建物であります。戰時中いろいろ修理を怠りました関係上、非常に傷んでおりますので、これの修理を早急に行わなければならぬのでありますが、今年度の予算をもつてしては、いかんともすることができないのでありまして、文部省といたしましてはこれも最近の機会に予算を獲得して修理を実施したい。
又神社建築におきましては檜皮葺が多いのでございます。これは大體伊勢の神宮におかれましても二十手ごとに改築するというような習慣があり、それから檜皮葺の耐久年齡は場所にもよりますが、大體二十年となつておりますのが、戰爭以前からこれを取替えず、春日神社のごときはもう四十年くらいになつておりまして、屋根の一部が全く腐蝕いたしまして、ここから雨がもつて參りまして柱まで腐つておる所がございました。